2012 03,11 21:54 |
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文書で受け入れ要請=がれき広域処理で方針―野田首相時事通信 3月11日(日)17時33分配信
野田佳彦首相は11日午後、東日本大震災の発生1年を受けて首相官邸で記者会見し、復興の障害となっているがれきの広域処理を進めるため、受け入れ自治体への財政支援に加え、災害廃棄物処理特別措置法に基づき「被災3県を除く全都道府県に受け入れを文書で要請したい」と表明した。がれきを再利用する民間企業にも協力拡大を求めるとともに、週内に関係閣僚会議を設置し、政府一丸で取り組む方針も示した。
首相は広域処理について「日本人の国民性が再び試されている象徴的な課題だ」と述べ、積極的な受け入れを要請。受け入れ自治体が住民の同意を得やすくするため、特措法に基づき、(1)放射線量などの安全基準(2)焼却施設での排ガス処理方法―などの運用基準を定める考えを明らかにした。 また、首相は定期検査で停止中の原発を再稼働する場合の手順について「私を含め、枝野幸男経済産業相、藤村修官房長官、細野豪志原発事故担当相の4人で集まり、安全性などを議論し、地元に説明に入る段取りだ」として、政治主導で最終判断する考えを強調。地元への説明では「先頭に立たなくてはならない」と、自ら足を運び理解を求める考えを示した。 電力需給の逼迫(ひっぱく)が予想される今夏の安定供給を確保するため、4月中をめどに具体策を取りまとめると説明した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120311-00000106-jij-pol 最近は診療や学会準備に忙しく、ブログを更新する余裕がありませんでした。少し、落ち着いてきたので、久しぶりの更新です。 加えて、今日はあの大震災から1年ですね。「もう」なのか「やっと」なのか、人によってさまざまでしょうが、復興の遅れをみると「やっと」の方が多いのでしょうね。日常生活ではつい忘れがちになる震災ですが、被災者の方の苦悩をときおりテレビで見ると本当に辛くなります。われわれができることは、少しでも苦しみを共有することだと思うのですが、瓦礫の受け入れひとつ進まない現状はどうなのでしょうか。日本人ってこんなに身勝手な民族だったのかと今更ながらに愕然とします。 現時点で瓦礫を受け入れているのは、東京、山形、青森の3県だけだそうです。石原東京都知事が受け入れ反対の意見に対し、「うるさい」と一喝されていたのは非常に印象的でしたが、そのほかの県ではどうして受け入れが進まないのでしょうか。 http://one-world.happy-net.jp/ukeire/ 上のサイトで受け入れを拒否した県と検討中の県をみることができます。わが広島県はまだ検討中のようです。尾道市のみは拒否を表明しているようですが。しかし、一目見て西日本のほとんどの自治体が反対しているのがよくわかります。 口をそろえて、国の説明が不十分と言いますが、本当にそうでしょうか。それでは、国がどれだけ説明すれば納得するのでしょうか。説明不足はいいわけにしか聞こえません。所詮人ごとということでしょうね。テレビでヒステリックに反対する人たちの映像を見ると、本当にムカムカしてきます。 僕は皮膚科ですので縁遠いとはいえ、病院で日常的に放射線に関わっています。XpやCTをオーダーしたり、癌患者さんに放射線療法を行ったり。そのためかどうかはわかりませんが、それほど放射線物質に抵抗感がありません。政府も放射性セシウムの基準について「科学的にも確実で問題ない」といっているのだから、それを信じるしかないでしょう。仮に多少問題があっても、それ以上に大変な場所で暮らしている被災者の方の苦しみを44都道府県で分かち合えばいいじゃないか。 広島は被爆地でそれこそ放射能と戦ってきた歴史があるのだから、ここは率先して瓦礫を引き受ける決意を見せてほしい。湯崎知事にはイクメンなどとつまらない話題を提供せず、こういうところで指導力を発揮してもらいたいですね。 |
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