2014 04,01 18:55 |
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昨年の4/2に開院し、本日の終了でちょうど1年が経過したことになります。
長かったような、あっという間だったような複雑な心境です。 でも、何とか大過なくやってこられました。ご支援、ご指導いただいた方々や、受診された患者さんのおかげです。ありがとうございます。 検査をお願いしている福山臨床さんから1周年のお祝いに花を頂きました。 調剤薬局のクルーズ薬局さんとセイエルさんからもお花を頂きました。 思えば、昨年のこの時期は日々胡蝶蘭や観葉植物をお祝いにいただきました。胡蝶蘭は華やかでまさに開院に花を添えてくれるのですが、花がつぶれないようにそれはそれは頑丈な段ボールでくるまれて贈られてきます。花の一株一株が針金で段ボールに固定されており、取り出すだけでも一苦労ですし、その段ボールは厚く容易には束ねることができません。配送業者に段ボールだけは持って帰って下さいというと、それはできませんと言われますし。そんなこんなで、毎日の日課はこの段ボールとの格闘でした。まぁ、診療がヒマだったので、時間は十分にありましたが。来週には、同門から2名の先生が開院されますが、お祝いはお金の方がうれしいのかなと思ったりします。経費に計上するのが、少し手間だったりはするようですが。 さて、業務には慣れましたし、驚くようなことも少なくなりました。 本日の診療報酬改訂も大きなトラブルなく診療を終えました。これは電子カルテが対応してくれていますので、こちらとしては淡々と診察をするだけでした。自分でしたのは、自費治療の金額のマスターを変更したくらいで、それ以外の設定はサポート業者さんまかせでOKでした。 しかし、昨日は患者さんが多くてびっくりしましたが、打って変わって本日はヒマでした。世間で言われる駆け込み需要が医療の場でもおこっているんでしょうね。 医療費で言うと、消費税が増税されても据え置かれたものが多いです。それでも、初診料が120円、再診料が30円の値上げされました。薬については薬価が下がったものもあるので、一概に値上げとは言えないと思います。自費治療については基本的に値上げされることが多いです。当院でも、納入価のかかるものは消費税分値上げさせて頂きましたが、レーザーやピーリングなど手技料が主体の治療の価格は据え置きました。 気分としては増税前に購買意欲が頂点に達したため、どうしてもその後の反動が心配ですね。医療の場でも揺り戻しが来ているのですから、一般の販売店はもっと閑散としたんじゃないでしょうか。ガソリンが一挙に5円値上がりしているのは、ちょっと辛いですよね。消費増税については賛成ですが、ガソリンの二重課税だけはなんとかしてもいいのではと思います。ガソリン1Lのうち53.8円は税金ですから、せめてこの53.8円を引いた価格に消費税をかけるべきですよね。 消費税の増税については、賛成、反対が相二分と言ったところでしょうか。反対については、消費増税自体が反対というより、増税の時期が悪いと言われる方が多いようです。せっかく、デフレを脱却できそうなときに、景気に冷や水を浴びせると再びデフレになってしまうということですね。これは、もっともな意見です。 ですが、1000兆円を超える借金がある国が形の上でも財政再建を目指す方向性を示さなければ、海外からどう見られるかの方が心配です。特に、昨年からは経常収支も赤字になっており、以前のように貿易でもうける黒字大国ではなくなってしまいました。この点は、原発の再稼働や投機による所得収支の改善など他にとるべき道があるのでしょうが、ともかく国の収入を増やさなければなりません。景気がよくなると税収が増えるので、それでよいという考え方もありますが、景気をよくするために消費増税を見送り続けると、それじゃ何時になったら上げられるのっていう疑問が出てきます。税収が景気に左右されると安定性を欠きますし。結局、政治が決断するしかないのだから、文句を言わずそれに従うのが国民の義務ですね。 政治に望むことは、せっかく払う税金なのだから、無駄にせず公平に使ってほしいということです。よく言われることですが、欧州では日本よりも消費税率が遙かに高いです。韓国だって10%ですから。でも、国民にそれほどの拒否感はないといわれます。それは、払った税金が自分の生活や将来に対して生かされていると実感できるからでしょうね。日本では、福祉目的といいつつ、どちらかというと借金の穴埋めに使われている印象が強いです。難しくいうと、国民負担率と還元率の比の問題です。日本の国民負担率はまだまだ低いですが、その分還元率も低いですし、当面負担率が増えても還元率が上がる見通しがないため、充足感に欠けます。このあたりは、政治に対する国民の信頼度の問題ですかね。医療に関しては、日本ほど万人に手厚いところはないとも思いますが。贅沢に慣れすぎたということでしょう。 ですが、やはり税金というものは公平に負担し、公平に分配するのが原則ですので、だれもが公平に課税される消費税は決して理不尽なシステムではありません。そして、これから高齢化が進み生産人口がどんどん減ってくる以上、消費税の増税を受け入れざるを得ませんね。これはもっと教育の中で教えるべきです。権利ばかり教えずに、納税、勤労、教育が三大義務ということを。 PR
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