2016 03,22 13:33 |
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前回の診察券のDIYについてにはわりと反響があり、ダイナのユーザーからの問い合わせもありました。診察券なんてものは、皆さん、できれば安く済ませたいけど、思い立って苦労するのは面倒くさいというところだと思います。安っぽいものはイヤだという方もおられますので、そこは考え方次第ですね。
この度は診察券ではありませんが、それに関連することです。 診察券を作製するには、それ専用のプリンターとラミネーターが不可欠です。 しかし、当院のようなビル開業では、もともとキチキチのスペースで行っていますので、これ以上新たにものを置く余裕がありません。 そのため、現状のスペースを損なわないように、移動棚の造作を考えました。 考えられる場所は、柱と受付後ろの陳列棚の間のスペースです。ここに棚用のレールを4つ付けて、そこに移動棚を設置するというアイデアですね。 困ったことは、陳列棚は梁と背板が組み合わされており、背板の部分が梁より4㎜ほど奥まっていることです。レールを付けるには、梁と背板の高さを合わせる必要があります。また、背板はやや薄いので、レールを固定にはやや不安が残ります。背板の上に4㎜の合板を貼り付けることで、その補強にもなります。 梁が少し飛び出ていますね。 サシガネで図ると、ちょうど4㎜ほど梁が出ていることになります。 4㎜の合板をナフコで探しました。それを背板の大きさに合わせてカットしてもらいました。 さらに、表面のみ白のペンキを塗りました。 さすがに、塗りむらがあっては格好が悪いので、塗っては400番のサンドペーパーで整え、さらに塗って、計3度塗りしました。写真は1回塗ったところです。 ここまでは下準備で、連休の日曜日の朝に作業を開始しました。 ペンキを塗った合板の裏に木工用ボンドを塗ります。 そして、背板の上に接着。 上部も同様です。 こうして、レールを付けるための補強が完了しました。 だいたいの位置決めをしたらボードアンカーを打ちます。下地探しで下地があるところには直接木ねじを打ちます。 棚受けレールを固定しました。 水平器で左右の平行を保ちつつ、手前側にもレールを付けます。 ナフコには白色のレールが2本しかなかったので、やむを得ず、柱の後ろは銀色のレールです。 陳列棚の上は白色のレールにしました。ここはアンカーは不要です。 左右の高さがあっていなければ、棚がガタガタしますので、そこは細心の注意が必要ですね。 棚板は90×30cmの白色のものが売っていました。それを購入し、70×30cmにのこぎりで切りました。 棚止めに合うように、彫刻刀で削って凹みを作りました。彫刻刀って、中学生以来ですね。次男のものを借りました。 安いプリンターですので、無線LANはありません。コードを這わせる必要があるため、モールで配線しました。 そうやって、完成した棚です。プリンターとラミネーターを置いています。あとは使い勝手によって、受付スタッフに移動してもらいます。 素人の造作としてはまずまずではないでしょうか。自己満足ですが。 PR
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