2014 11,28 22:10 |
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久しぶりの更新です。
世の中は突然の衆議院解散を受け、師走選挙に向けて慌ただしいですね。衆議院の解散は首相の専権事項ですので、その事についてとやかく言うのは筋違いですが、今ひとつ意義の見いだしがたい選挙であるのは確かです。予期しない選挙だけに、野党は戦う前から総崩れの様相です。このまま行くと、自民党の一人勝ちかなぁ。 地元広島3区は次世代の党の中丸さんがおられたので投票意欲がありましたが、民主元職との競合を避けるために広島4区にくら替えされてしまいました。これじゃ自民党しか入れる人がいないじゃないか、、、と盛り上がりませんね。 さて、普段はあまり人の闘病記など読む気はありませんが、こと「やしきたかじん」の闘病記ですし、ネットでも話題になっていたので買って読んでみました。 平易な文で、字も大きいので一晩で一気読みでした。 要約としては、さくらさんの献身的な看病がひたすら続く話でした。それは、特に嫌味や欺瞞に感じるようなことではなく、本当に大変だったんだろうなぁと思う内容です。僕にとっては、時々出てくる「たかじんのそこまで言って委員会」などの番組との絡みや、三宅久之さんの死に関連するところの方がおもしろく読めました。実娘やマネージャーとの確執がかなりリアルに書いてあるので、これじゃあ裁判沙汰になるのもやむを得ないかなと思います。もしかすると、百田さんはそれも話題作りになると計算して書いたのかもしれませんね。本を売るためなら、それくらいのことはしそうな迫力を感じます。(悪い意味ではありませんが。) しかし、アマゾンのこの本のカスタマーレビューをみると、くそみそに書いてありますね。 今現在、星5つが175に対して、星1つが615とかなり評価は悪いです。 少しレビューを読んでみると、いわく、遺産目当てが見え見えとか、単なる利権争いとか、さくらさんに結婚歴があるとか、色々でした。まぁ、それはそうなのかもしれませんが、それでも必死で介護したことは事実なのでしょうから、本の要旨とは関係ないと思うのですが。まぁ、殉=純としてよいかどうかは微妙なのかもしれません。 一つ気になるのは、数億(10億円とも?)いわれる遺産を相続するためなら、誰だって一年やそこら死に物狂いで介護できる…という意見が多数ありましたが、それは違うでしょうね。介護って、そんな簡単なものじゃぁないですよね。この本に書いてあることが事実と仮定してですが、これだけの介護をするのは半端な思いではなかったと察します。 ただし、医師の立場で言うならば、あまりにも主治医やそれに準じる人たちに無遠慮に相談しすぎですね。彼らにも家庭もあれば私生活もあるのだから、相談に乗って当然、さらにどんな時間にも診察して当然、というような態度にはやや違和感を持ちました。 遙洋子さんが、たかじんがなくなった後に自宅に招かれて、たかじんの死を知るエピソードがありましたが、これは「たかじんの胸いっぱい」で遙さん自身も話されていました。ですので、まんざらでたらめが書いてある本ではないと思うのですが。 しかし、百田さんは売れっ子作家ぶりに冷や水を浴びせられた感じになりましたね。これは計算外でしょうかね。 PR
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