2024 05,17 08:20 |
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どうも。院長です。
この度は前置きなしです。 さすがに昨日の石丸安芸高田市長(以下、石丸市長)の東京都知事選への出馬宣言には驚きました。 市長選不出馬の会見時に東京都知事選への出馬を聞かれ、少しおどけたように「否定はしません」と言われていましたが、まさか本気だったとは。 石丸市長については、このブログでも以前からたびたび取り上げました。 最近では、2つ前のブログでも言及しています。 2024年5/9のブログ:久しぶりにDIY 僕は基本的には石丸市長にシンパシーを感じます。同じ県北出身者ということもありますが、あまり教育熱の高くない県北で京都大学に進学された努力には敬意を感じます。 ただ、一方で少し違和感を感じることもあります。 性格とか人間性のことはわかりませんし、そこは政治家にとって重要なな要件ではないと思います。政治は結果ですから、法律を犯さない範囲であれば言動人柄は二の次です。好々爺だからよい政治家ということではありません。村山富市がよい例です。強面で不遜な態度でも二階俊博の方が政治家としてはよっぽど有能です。 なので、政治家として石丸市長の手法がどうなのかで論じる必要があります。 違和感を感じるのは、彼が本当に安芸高田市のことを思いそのために政治しているのかどうかです。市民のための政治というならやはり多少は議会との妥協は必要です。それが無理なら、いわゆる石丸新党を立ち上げてでも自身に共感する議員を増やす努力をすべきです。地方は首長と議会の二元代表制なのだから。 例えば、大阪では橋下さん、松井さんが中心となって、府議会、市議会に大阪維新の会の議員を増やし、議会をコントロールすることを目指しました。小池東京都知事も都民ファーストの会で議会をコントロールしています。 多少回り道でも、本当に自身の政策を実現したいならこの方法しかないと思います。 しかし、石丸市長は議会と対立を続けました。以前にNewsBAR橋下に出演したときにも橋下さんに議会の多数を握らなくてはと忠言されていましたが、やんわりと否定されていました。これには橋下さんも首をかしげていましたが。 2022年8/23のブログ:石丸市長 そうなると、石丸市長の目指す政治はどこなのか。 残念ながら市民のためとは考えにくいです。 議会の対立から注目を浴び、今や政治好きの中では時代の寵児の感があります。でも、このままではあまりにも空虚です。議会との対立は、売名行為と言われても仕方ありません。 僕は年寄りに牛耳られた古色蒼然の地方議会に新風を吹き込んでほしかったです。若い人たちに石丸イズムを浸透させ、それに共感する人が議員に当選して議会の多数を握る。そして市長と議会が一体となって改革に取り組む。まさに現在の大阪府、大阪市です。そういった政治を安芸高田市で行ってほしかった! 前回のブログに「打算は得てしてうまくいかないと歴史が示しています」と書きましたが、どうでしょうか。 もしかすると、東京都知事選への出馬も通過点に過ぎないのかもしれません。安芸高田市長でネット民に名を売り、東京都知事選で全国的な知名度を上げ、その次はどこに向かうのか。 さて、石丸劇場はまだまだ続きそうですね。 東京都知事選にはさすがに当選しないでしょう。本当の狙いは広島市長、広島県知事ではないかと推察しますが、どうですかね。 5/25から、石丸市長のドキュメンタリー映画『#つぶやき市長と議会のオキテ【劇場版】』が上映されるそうです。さすがに観に行きたいとは思いませんが。 https://youtu.be/B0tV9v7jpiw?si=9NDLYdM5VFr2KLDP これって、6/20公示の選挙運動に問題にならないのでしょうかね。 PR
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