2017 11,02 21:28 |
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昨日11月1日が医療法人社団 鍈紀会の初日でしたが、休診日の水曜でしたので実質本日が法人の初日でした。飛び石連休の合間ということもあり、99人の患者さんが受診されまずまずのスタートになりました。
法人になったからといって何がどう変わったわけでもなく普通に診療するのみですが、とりあえずホームページのクリニック名だけ変更しておきました。名刺も封筒も自分で印刷しているので、それもちょっとだけレイアウトを変更しました。 法人になるための手続きは膨大ですが、それは契約している会計事務所の担当者がすべて代行してくれます。もちろん、そのための安くない対価はお支払するのですが、それにしても大変な作業のようです。素人にはとても無理ですね。 僕が行う一番大変な作業は、銀行の引き落とし口座の変更です。 開業して4年半も経つと取引相手はそれなりに多く、さらに電気代、水道代、NHK、新聞代、各種クレジットの引き落としなどなど、すべての口座変更が必要です。 おまけに、これまでは口座名義は「野◯英◯」の4文字でしたが、法人の口座は「医療法人社団 鍈紀会 こころ皮ふ科クリニック ◯◯◯ ◯◯◯◯」と非常に長い。法人の印鑑は個人の印鑑と違って大きく判別がきちんとできるように均等に押印するのも結構難しいです。 中にはとても厳しく言われるものもあります。 これなんてカナを書くところが20マス程度しかないので、入る文字の分で埋めていたら全部書くように突っ返されました。 ご丁寧に書き方まで説明付きで突っ返されました。カナがマスに入らないときには欄外に最後まで書くのだそうです。印鑑が欄内にうまく押印できなかったので外に捨印をしたら、枠かかるように押さないとダメだそうです。こんなの常識なのでしょうか? 法人と個人と2つの財布を持つようになりしばらくは戸惑いそうです。これも慣れなのでしょうが。 昨日は、久しぶりに完全フリーのお休みだったので、ほぼ1年ぶりに周防大島に釣りに行きました。 お気に入りの志佐の波止です。足場がよいのが何よりです。 久しぶりの釣りだったので、なんだか疲れてしまい釣果の写真を取るのを忘れましたが、40cmのチヌ1尾、42cmのバリ1尾、35cmのウマヅラハギ1尾、チダイ数尾、ベラ数尾とわりとよい釣りになりました。左肩痛は変わらず持続していますが、釣りにはあまり影響はありませんでした。11月中にもう一度行きたいですね。 さて、新聞を賑わせている例の件です。 少し前より医師専用サイトのm3では話題になっていましたが、中国新聞にも大きく掲載されていました。 保湿剤の「ヒルドイド」およびそのジェネリックを化粧品がわりに使用しているということです。ネットや雑誌で下手な化粧品よりも数倍よいと吹聴され、拡散したためとのことですが、確かにここ数年ヒルドイドを「指名」で希望される患者さんが増えていると思います。 中には、全く関係ないことで診察した最後に付け足しのように「ヒルドイドをもらえるだけください」と言われることもあります。「どこに塗るんですか?」と尋ねると、ゴニョゴニョ言うだけではっきりせず最後には半分キレたように「もういいです!」と言って帰られたり。 自身、多少は後ろめたいからそういった行動になるのだと思いますが。 でも、一番困るのは小児医療で大人が塗るためのヒルドイドを希望されることです。確証はないため咎めることはできませんが、1歳のこどもにヒルドイドを200gも300gも希望されると、そうなのかと勘ぐりたくなりますね。 もちこん、乾燥が強くしっかりと保湿したほうがよい子供に多く処方する分にはまったく問題ないのですが。 m3によると、ヒルドイドのみの処方は制限されるのではということです。あるいは、小児医療ではもらえないようにアトピー性皮膚炎の指導料を算定している患者さん(つまり16歳以上のみ)に処方を限定するなんて意見もでています。 どこに落ち着くのかはまだわかりませんが、これだけ新聞を賑わせた以上まったくなんの対応もないってことはなさそうですね。一部の非常識な行動が結局必要な医療まで制限してしまうのは残念なことですが。 PR
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