2022 08,30 08:52 |
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秋を感じるくらい爽やかな日があると思えば、また蒸し暑くで不快な日がありますね。
今朝はやや不快でした。 こういう、「秋間近の夏の終わり」の時期を季語では 晩夏
季夏
夏の果(はて)
夏果(なつはて)
夏終る
暮の夏
ゆく夏
秋隣(あきとなり)
秋近し
秋の境
夜の秋
と呼ぶようです。 現在は、気圧配置で秋雨前線が上にあれば夏の空気、下にあれば秋の空気と素人でもだいたいわかります。正確に予想できる反面、風情はなくなりましたね。 8月30日に1通のメールが届きました。 件名は「肝斑治療のトランサミン処方に関するご相談」、、、 当院が入居するビルの1Fの調剤薬局からのメールです。 コロナ感染症の蔓延のため、全国的にトランサミンが品薄状態のようです。 クルーズ薬局西風新都店には毎月8000錠のトランサミンが入庫していたそうですが、8月は4500錠、9月はそれよりも少ない錠数のトランサミンしか入庫できないそうです。 そのため、当面は肝斑治療へのトランサミンの処方を休止してほしいとのことでした。 皮膚科に通院の患者さんには、トランサミンは肝斑の薬ってイメージが強いと思いますが、実際は、止血剤、抗炎症剤の位置づけですね。 保険適応は、 出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、及び手術中・術後の異常出血)
異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)
湿疹及びその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹における紅斑・腫脹・そう痒等の症状
扁桃炎、咽喉頭炎における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状
口内炎における口内痛及び口内粘膜アフター
なのです。 残念ながら、「肝斑」に適応はないのですね。 じゃあ、どうして肝斑に処方するのか、、、もちろん効果が期待できるからなのですが、ややグレーな話なので、とりあえずここではスルーします。 現在はコロナ感染症の患者さんの咽頭痛などにトランサミンが処方されることが多く、結果として品薄状態が続いているようです。緊急性のない、肝斑への処方は二の次になります。 もちろん、協力しなければなりませんので、9/1から当面の間肝斑へのトランサミンの処方を休止させて頂きます。 処方可能なくらい入庫が確保できれば、再開のお知らせをホームページに掲載します。 ご不便をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。 PR
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