2014 07,25 17:02 |
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最近、大河ドラマの「軍師 官兵衛」を録画したまま見ていなかったので、先日の連休に一気見しました。 黒田官兵衛はしばしば「妖怪」と称されるように、煮ても焼いても食えないような寝業師という印象ですが、それからすると主演の岡田准一さんはさわやか過ぎて似合わないなぁと思っていました。 しかし、その当たりを意識してか、徐々に陰鬱な感じを出し始め、本能寺の変を知り動揺する秀吉に耳打ちする有名なセリフ「ご運がひらけましたな」の回では結構いい感じになっていましたね。この一言で中国大返しを決心すると言われていますが、逆にこの一言が秀吉に官兵衛に対する警戒感を植え付け、その後は徐々に秀吉の側近から外されていくことになります。官兵衛の方から距離をとったといった方がよいのかもしれませんが。 中国大返しを画策するに当たり毛利側の小早川隆景、安国寺恵瓊との交渉は本当にこんな風だったんでしょうかね。 歴史上の不思議のひとつが、この中国大返しの時に毛利がなぜ秀吉軍に追い打ちをかけなかったのかということですよね。元就公の遺訓があるからとはいわれますが、戦国の世ですからそんな理由だけとは思えませんけどね。 もうひとつの不思議は、関ヶ原の合戦時に西走する東軍になぜ上杉勢が追い打ちをかけなかったのかということです。これも、謙信公の遺訓によるものだと言いますが、どうなんでしょうか。 元就の次男である吉川元春が単なる猪武者のように描かれているのは寂しいです。母校の広島新庄高校は吉川の本城である小倉山城の麓にあります。そもそも広島新庄高校は吉川元春の位階贈位を記念して設立された学校ですので、吉川元春とは深いつながりがあります。校歌や記念祭歌などでもたびたび元春の名前が出てきますし、卒業生には感慨深い存在です。 このときの元春の無念が、ゆくゆく息子の吉川広家に引き継がれて、関ヶ原の合戦での毛利の不戦につながるのでしょうかね。 新庄高校が今日広島商業と準決勝で対決です。 勝つといいなぁ。夏の甲子園に出場すれば、本当に強豪校といえるようになりますね。 また、寄付をしないといけなくなりますが。 PR
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