2015 09,04 22:47 |
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こんなタイトルを付けると、まるで9月の連休に海外旅行を予定しているようなのどかな雰囲気になりますが、そんな話ではありません。
しつこく、集団的自衛権の話です。 第二次世界大戦中に永世中立国だった国がこの「スイス」と「ルクセンブルク」です。永世中立国というと、おそらく左巻きの人たちには平和を愛する理想の国というように思われるんでしょうね。しかし、この2国は全く違った運命を迎え、また違う道を選びます。 スイスは領空侵犯した航空機を連合国、枢軸国の両陣営の区別なく攻撃し、そのため自らの空軍も壊滅的な損害を受けます。国民は皆兵でもし敵が国内に攻め込んできたときには、すべての橋や道路、鉄道を破壊し焦土作戦をとることを宣言しました。もちろん、地理的な優位性があったのも事実ですが、この脅しが功を奏してさすがのドイツ軍も攻め込むことはしませんでした。そして、現在も永世中立国を保っています。 それに比べ、ルクセンブルクは非武装中立を唱えました。結果は、いとも簡単にドイツ軍に蹂躙されました。このため、戦後に永世中立国を廃止し、NATOに加盟しました。 何が言いたいか、わかりますよね。 平和というのは、願ったり唱えたりだけは、得ることはできないということです。 日本が今後も平和を謳歌したいと思うのなら、スイスのように自国だけで徹底的に戦えるだけの軍備を整えるか、ルクセンブルクのようにNATOのような集団安全保障に参加するか、どちらかを選ぶ必要があります。集団安全保障、すなわち集団的自衛権です。自国の武力だけではなく、他国との同盟により自国の平和を守るということです。そのかわり、他国の平和にも積極的に貢献するということですね。 集団的自衛権が必要ないと考える人はこの話をどう思うのでしょうか。理論的に反論できますかね。 ただし、集団的自衛権が憲法違反かどうかというのは、また別の話ですね。 それについては、必ずしも否定できません。 ですが、それを言い出すと自衛隊だって憲法違反でしょうけどね。だから、憲法を改正したらって話になるわけですね。 これについては、中田宏チャンネルでわかりやすく解説されていました。 中田さんの説明は本当にわかりやすいです。 PR
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