2016 06,30 09:54 |
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以前から、肝斑の治療について色々考えていましたが、、、
ようやく、昨日肝斑のレーザートーニングが可能であるMedlite C6のデモ機を借りることができました。 昨日、業者さんに搬入してもらい、セットアップしてもらいました。 このMedlite C6はQスイッチNd:YAGレーザーという機器に分類されます。 難しいことは書きませんが、1064nmと532nmの波長のレーザーを瞬間的に高エネルギーで照射できる機械です。 割と小さく、洗練された形です。100Vの電源で使えるのがうれしいですね。 興味があれば、ジェイメックのホームページを見てください。 https://www.jmec.co.jp/products/laser/medlitec6.html 1064nmと532nmの波長のレーザーはいずれも黒い色素に吸収されますので、シミの治療を行うレーザーということになりますが、1064nmのレーザーの方が皮膚の深いところまで到達しますので、やや青っぽい色をした深いシミにも効果があります。 逆に、老人性色素斑やほくろなど表面のシミについては、532nmのレーザーの方が効果があります。 肝斑には1064nmの波長で治療を行います。 肝斑は強いエネルギーを与えると、帰って色素を生み出すことがあります。そうすると、レーザーで消えていく色素よりも、新たに生み出される色素の方が多くなり、結果としてシミが濃くなることがあります。これが、肝斑の治療の難しさですね。 このMedlite C6は1064nmのレーザーを弱いエネルギーで連射することができます。肝斑は境界が不明瞭ですので、このレーザーを区域毎にスポットを並べて照射することになります。 こんな感じですね。 現実的には頬に当てるなら、3等分くらいに区切って、上の図のように横方向、縦方向に照射します。 これを1週間毎にくり返し、だいたい1クールが4-5回照射するようです。 試しに、身内に照射してみました。 両頬部に認めらるもやもやとしたシミに照射してみました。肝斑でよいと思う所見です。 特に痛みはなく、照射後の赤みもほとんどありませんでした。クーリングさえも必要ない感じです。ダウンタイムはほぼ皆無ですね。 せっかく借りているので、その間は無料でどんどん照射したいところです。 ただ、通常の診療とのバランスが難しいので、たくさんの方への治療は無理です。 平日の午前10-12時の間に限り、1日3名くらいが限界かと思っています。 もう少し運用法を検討して、またお知らせしようと思います。 PR
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お疲れ様です。レーザートーニングですが、葛西先生は厳しいことをおっしゃっています。結果が出ましたらまた教えて下さいね。
【2016/08/1515:26】||しみとりや#1925adc487[ 編集する? ]
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お疲れ様です。レーザートーニングですが、葛西先生は厳しいことをおっしゃっています。結果が出ましたらまた教えて下さいね。
【2016/08/1610:31】||しみとりや#1925adc487[ 編集する? ]
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