2016 02,02 09:54 |
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今月から新しい看護師さんに加わってもらいました。
1月は、常勤看護師1名で乗り切りました。妻(看護師)にもフル回転で手伝ってもらいましたが、家庭との両立が大変で喧嘩の連続になってしまいました。 しかし、これで一安心です。 さて、 前々回に日経平均株価のことを書きましたが、結局は6回の値上がりがありましたので、過去最少ということはありませんでした。 特に、日銀が1/29にマイナス金利を発表してからは大幅アップが続いています。このマイナス金利の是非は色々新聞その他で論評されていますが、確かに禁じ手のような感じがしますよね。お金を預けて逆に手数料を取られるというのは、一般人の感覚ではありえないと思います。市中の銀行相手の日銀だからできる政策ですよね しかも、円安誘導が目的ではないかとIMFからも睨まれているようです。日銀はデフレ対策と釈明していますが、量的緩和と違って、そのいい訳が通用するのでしょうか。 さて、昨日、とある会社からボールペンが送られてきました。 見ると、「こころ皮ふ科クリニック」の刻印が。おおっと思い、誰か親切な方が送ってくれたのではなんて思いましたが、そんな甘い話はありません。 電話番号が載っている時点で違和感がありますね。 開院3周年の記念品を作らないかというお勧めでした。100本でいくら、300本でいくらなどと書いてありました。患者さんや関係者などに配布するための記念品ですね。 開院10年目のクリニックに記念品をもらったことがありますが、普通3年目で記念品を配るなんてことがあるのでしょうか。 「クリニック 3周年 記念品」でググって見ると、確かにありました。歯科と美容系のクリニックが主ですが、一部は小児科、内科などでも記念品を配られているところがありました。トートバッグだったり、しおりだったり、色々ですが。 感謝の意を表すということもありますが、販促グッズならぬ「診」促グッズの要素が大きいのでしょうか。もちろん、それは個々で事情が異なると思います。 当院はというと、、、、残念ながらその気はありません。そちらに投資するなら、以前にも書きましたレーザーなどの治療器具に投資を考えます。開院10年目なら少し考えるかもしれませんが。 でも、ボールペンはありがたく使わせて頂きます。 今日の産経新聞を読んで、医療について驚いたことがあります。 糞便移植療法という治療です。 内科の先生や潰瘍性大腸炎に苦しむ患者さんにはすでに常識的な治療なのかもしれませんが、不勉強な僕は新聞で知りました。 簡単に説明すると、腸内細菌を整える目的で二親等以内の他人の便をフィルターなどで濾過した後に患者さんの腸内に注入するという治療法です。細菌叢を整えることで大腸炎の改善が図られるそうです。 これまでに、自分の体液を用いる治療は色々聞いていました。皮膚科の関連でいえば、治りにくい皮膚の傷に対し多血小板血漿という血液を遠心分離器でどんどん濃縮してできた液体を注射する治療があります。これは大学病院レベルでは広く行われている治療です。他には、肝臓がん+肝硬変などで腹水(お腹に水が溜まること)が多い患者さんでは、その腹水を抜いてフィルターでがん細胞を除いた後血管内に点滴するという治療があります。これも、大学病院で行われているのを見たことがあります。 しかし、他人のしかも便を注入するという治療法にはいささか驚きました。もちろん、注入するのは便自体ではなく、便から抽出された腸内細菌叢ですので、ややネーミングが刺激的すぎる感じもします。 考えてみれば、臓器移植もまったくの他人からの臓器を移植するのだから、別に不思議はありませんよね。(もちろん、免疫が適合すればの話ですが。) 医療は日進月歩ですので、これからも常識をすっかり覆すような治療が開発されるんでしょうね。皮膚科関連では、なかなかそんな治療がないのが寂しいですね。 PR
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