2016 03,12 08:11 |
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3月も半ばにさしかかり、段々暖かくなってきました。
相変わらず耳閉感が続いており、アデホス、デパス、メチコバール、イソバイドを2週間内服してもあまり変化がないため、水曜日にこころ耳鼻科を正式に受診しました。聴力検査をしてもらいましたが、低音で聴力がやや落ちているものの、年齢からすれば聴力は良好といわれました。ステロイドの内服の適応ではないとのことで、柴苓湯を処方してもらい経過観察中です。少し改善してきた感じもします。気にしないようにすることも重要なんでしょうかね。 さて、今月末で開院して3年が経過します。 現在の患者番号は15328です。1001から開始していますので、多少の誤差はありますが14327人の患者さんが受診されたことになります。ありがたいことです。 当然、その人数相応の診察券を発行したことになります。診察券は当初は開業時の仲介業者に発注しました。その後、ネットから「診察券ドットコム」というサイトを見つけて、そちらに発注しています。詳しくはここに記載しています。 最近は、だいたい2000枚単位を半年ごとに発注しているようです。2000枚の価格が5万円程度というところでしょうか。1枚あたり25円くらいですね。それでも、もともとの業者からすれば半値以下です。 この度、思い立って、診察券を自作で作ることにしました。 きっかけは、当院が使用している電子カルテダイナミクスのメーリングリストで、ダイナをカスタマイズして診察券を自作しているという書き込みを読んだためです。これを読んで、結構おもしろいなぁと思いました。 自作の診察券を発行しているクリニックは結構あります。エーワンなどのマルチカードに印刷してラミネートという方法ですね。そのラミネートの上から、油性マジックでIDナンバーと名前が手書きされるという感じです。 これだと、診察券の作り置きが可能ですし、準備も簡単です。 しかし、ダイナをカスタマイズして診察券を作ることによって、カルテ情報を診察券に書き込むことができます。(といっても、IDナンバー、氏名、生年月日くらいですけどね。) つまり、ラミネートする前の診察券に患者情報を書き込んで、その上からラミネートできるということです。上からマジックで書くよりも、少し手間が省けるのと、少しオンリーワン診察券の印象がしょうじるかもしれません。 文章で書いてもわかりにくいですね。 まずはエーワンのマルチカード印刷用の用紙を買います。 このときに、名刺サイズとキャッシュカードサイズがあります。 名刺サイズの方が色々と印刷が容易です。後で書きますが、ほとんどのプリンタが名刺サイズまでの対応ですので。しかし、元になるカードが名刺サイズだと、ラミネートするとそれより大きくなります。そうすると、財布のカード入れに入らなくなり、不便です。 そのため、キャッシュカードサイズに留めることにこだわりました。 ラベル屋さんというソフトを用いて、プリントしました。デザインはとりあえず仮です。 48㎜×76㎜大です。キャッシュカードより一回り小さいくらいですね。 もとの診察券がキャッシュカード大ですので、比較するとよくわかります。 ダイナミクスという電子カルテはマイクロソフトのアクセスというソフトを使用していますので、アクセスのモジュール機能が使用できます。 通常、電子カルテのインターフェースは各々のメーカが厳しく管理していますので、ユーザーが勝手に換えるなんてことはできません。その点、ダイナミクスは個人が自由にカスタマイズできるという、何とも自由な電子カルテです。もちろん、自己責任ではありますが。 IDナンバー、患者名、生年月日を患者マスターから呼び出して、印刷するというコマンドのモジュールです。 偉そうに書いていますが、実はダイナのメーリングリストを介して知り合った福井県の整形外科の先生にメールでお願いして、このモジュールを添付しておくってもらいました。それを、自院のダイナにインポートして使用しています。(ここは結構苦労しましたが。) それを、診察券のレポートに変換したところです。患者名は僕ですね。 ここで大いに苦労したのが、頂いたレポートは名刺サイズでしたので、これをキャッシュカードサイズに変更するために、色々と調整が大変でした。なにせデザインビューは拡大できず、小さい調整をするのに手が震えるような感じです。おそらく対応法があるのだとは思いますが。 この裏面の印刷用にはこのすさまじく簡略化されたプリンタを買いました。なんと3000円あまりです。いくらなんでも安すぎですけどね。デフレの一端を見た思いです。 問題は、この用紙固定のガイドが名刺サイズまでしか対応していないということです。 この用紙を入れても固定できず、左右にぶれてしまいます。元々が小さいカードなので、少しでもずれたら致命傷ですね。 ここは色々考えました。両サイドにスペーサーを設置する方法を、既出の整形外科の先生からアドバイスされました。あるいは、左端をあわせて、デザインで調整するかですね。 結局、縁なし印刷で左と上の余白を極限まで削ってみました。カードはガイドの左端にピタッと合わせてから紙を送りました。 そうやって、何とか収まるように印刷できるようになりました。 ラミネーターも購入しました。 ラミネートフィルムはキャッシュカードサイズです。 ラミネートしてみました。 試作品第1号です。 裏も何とかサマになりました。患者はデモ患者です。 デザインはまだまだ微調整が必要ですが、大まかな手順はこれで大丈夫と思います。 概算すると、1枚あたり5円くらいになりますかね。これまでの1/5程度のコストになります。 受付の机にはこれ以上、プリンターやラミネーターを置くスペースがないので、これを設置する棚の増設が必要です。 これは、マンションのリフォームで鍛えたスキルがあるので、何とかなりそうです。 ケチな話ばかりで恐縮ですが、色々工夫をするということは楽しいことでもありますね。 PR
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コメント |
ブログいつも拝見させて頂いています。イオン導入を中止されたとのことですが、スーパービタリオンはそのままにされているのでしょうか?もし不要でしたら安く譲って頂くことは出来ませんでしょうか?どうぞ宜しくお願い致します。
【2016/03/1400:42】||お肌美人#224b6c280c[ 編集する? ]
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スーパービタリオンですが、スタッフの福利厚生に使用しています。
つまり、職員同士で楽しんで使っていますので、当面売却は考えておりません。 よろしくご理解をお願いします。 【2016/03/1417:38】||あるじ#7dc34e7ba2[ 編集する? ]
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