2016 06,07 11:22 |
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6月4日(土)、6月5日(日)は日本皮膚科学会総会に出席するため、京都に行きました。
これまで学会に行くときには、土曜日の午前の診察が終わってから出かけていました。そのため、学会場につくのは夜になり、懇親会に出席できるかどうかというくらいで、学会でしっかり勉強することは難しかったです。 当院の入居するビルの他のクリニックさんでは、学会出張での休診がわりと頻回にあり、当院だけが学会休診をしていない感じでした。スタッフの無言のリクエストも何となく感じていました。開業して3年が経過しましたし、この度は思い切って6月4日(土)を終日休診にして朝から学会に出席しました。自宅を6時半に出発し、京都には9時過ぎに到着しました。 京都の国際会議場はとても広く迷路のような建物ですが、それでも人人人…とたくさんの参加者がおられました。20年前頃の皮膚科の学会はかなり閑散としている感じでしたが、それからすればずいぶん学会参加者が増えてなぁ~と言う印象です。 特に、ランチョンセミナーは整理券が必要になりましたし、その整理券も配布して1時間程度ですべて切れてしまう始末です。 懇親会も人人人…でした。 懇親会の様子です。デジカメを忘れたので、ぼろいスマホでとったわずかな写真です。懇親会場はここ以外にもたくさんありましたが、いずれも人でごった返していました。 教育講演でも少し興味のありそうな講演は入りきらないほどの人でした。 こうなると、少し考える必要がありそうですね。 例えば、皮膚科総会を西と東に分割して行うとか。どうしても、医学部のある大学が関東に集中しているので、東と西でかなり参加者に差が出そうではありますが。 勤務医のときには、皮膚がんや手術の演題ばかり聞いていましたが、開業して3年も経つと、その領域のことにはとんと疎くなりました。 興味があるのは、明日の診療に役立つことばかりです。 特に、レーザーの治療については色々知識を仕入れて帰りました。 肝斑に対するレーザートーニングに興味がありましたが、あまり肯定的ではない話を聞きました。むしろ、トーニングよりも、濃いシミと薄いシミに分けて、濃いシミにQスイッチレーザータイプのレーザーを、薄いシミにロングパルスレーザーを重ねて照射して、非常によい結果を出されている症例を見ました。 当院にはロングパルスレーザーがあるので、Qスイッチ型のアレキサンドライトとヤグレーザーを購入すれば同様の治療が可能になります。 さてさて、購入するかどうか、、、悩みどころですね。ざっと見積もっても、800万円くらいはしそうですので。 夏になると、湿疹、とびひ、あせもといった一般的な皮膚疾患の患者さんが多くなります。そうなると、シミの治療に力点を置いた診療をすることは困難になります。 導入するにしても、秋~初春限定で治療するかでしょうね。それで、ペイするかどうかは疑問ですが。 といいつつも、ジェイメックとの面談で、6月末にQスイッチヤグレーザーのデモ機を借りることになりそうです。いわゆるレーザートーニング用の機械です。 借りる期間は3週間です。その間に毎週照射しても3回ですので、その間だけで肝斑の治療が完了することはありませんが、興味のある方には照射できると思います。といっても、診療の合間におこなうので、特別にモニターを募ることはできません。診察されたときに余裕があれば、、、と言う程度になります。平日の午前11時前後が一番余裕がありそうですね。 PR
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