2019 06,11 08:10 |
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4ヶ月ぶりの更新です。
前回のブログではスタッドレスタイヤの交換云々と記載していますが、もうすっかり初夏ですね。 気がつけば、2019年ももうすぐ半分が終わります。月日が経つのは早いですね。 特にブログが更新できない理由があったわけではありません。単に無精になっただけです。以前より診療が忙しくなって、診察中にパパッと更新できなくなったことも一因ですが。それから、書き残すほどのイベントがそうそう起こらなくなったこともですね。 好き放題書いているブログですが、知り合い、業者さんから「最近ブログが更新されませんね」と言われることがありますし、4月の安佐皮膚科医会では、講演をお願いした山口大学の先生から「先生のブログを読んでいます」と突然言われて驚きました。全くの初対面でしたが一挙に親近感が増しました。知らないところでつながっているのが、ネット社会のすごいところです。怖いところでもありますが。 さて、6月6日(木)-6月9日(日)の4日間に日本皮膚科学会総会がありました。今年は名古屋です。 開業医の身では期間中すべてに出席することは到底できません。土曜日の午後を休診にして、名古屋に出かけました。学会に出席したのは日曜日の朝からです。 名古屋国際会議場です。広島国際会議場に比べるとずいぶん立派な建物でしたが、街からは遠いですね。朝はあいにくの雨でした。 4Fからロビーを見ています。高所恐怖症の僕には結構怖い。転落防止柵は意外と低かったです。 日曜日の朝から、モーニングセミナー、教育講演、ランチョンセミナー、教育講演と聴きました。これだけ講演を聴くだけで2万円の学会参加費は高いなぁと思いますが、本来は4日分+土曜の夜の懇親パーティ分も込みですので、しょうがないですかね。 普段会わない先生にもお目にかかって色々近況を話したので、それはそれでよかったです。 学んだことは、 ①シミのレーザー治療で、どんなシミでもフルパワーで照射した方がよいという知見を得ました。僕は(というか、ほとんどの医師がそうだと思うのですが)シミの色調(濃さ)に合わせて、レーザーの出力を3.0-7.0Jまで調整しています。しかし、常にフルパワーで照射した方が再発が少ないと言われていました。ただし、照射後の炎症後色素沈着はとても強く残るので、それをどれだけ納得して耐えてもらうかが重要のようです。 結構、厳しい話ですよね。高名な先生のすることなら、患者さんも名医だからと耐えてくれるのかもしれませんが、僕なんぞがそんなことをしたら、苦情の嵐になりそう。 でも、おっしゃっていることはもっともだと思うところもあります。炎症後色素沈着はいずれは薄くなるので、ガツンといく方がよいかもですね。戦力は逐次投入するよりも、集中投入した方がよいというのは、戦術の基本ですし。 ②イボの治療の教育講演に出席しました。 特に目新しい話はありませんでしたが、難治性の大きなイボには全国のどの先生も苦労しているんだなぁということはわかりました。 イボの治療というと、基本は冷凍凝固で、イボの状態によってトリクロロ酢酸、炭酸ガスレーザーなどを組み込むイメージでしたけど、エビデンスレベルで言えばサリチル酸ワセリンの外用が最も有効だそうです。ただし、普通に処方できる5%や10%ではなく、40%、50%とといったかなり濃度の高いものです。日本ではスピール膏が50%サリチル酸ペーストなので、スピール膏を貼って治療ということになるのですが、経験的にはスピール膏がそんなに有効とは思えません。 40%程度のサリチル酸ワセリンを自己調剤するしかないのでしょうかね。がんばって、チャレンジしてみたいなと思います。 新しい知見といえばこの程度です。 名古屋まで出かけて、この程度の知見だけかと言われればそうなのですが、でもじっと家にいるだけでは何の知見も得られないので、ささやかな進歩ですね。 夜ご飯を食べに中心街を歩いていたら、人だかりがありました。 何だろうと思ってみると、サンシャインサカエと書いてありました。 SKE48がいたんでしょうかね。興味はないので、それ以上追求はしていませんが。 PR
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