2016 11,15 09:33 |
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今さら感はありますが、トランプさんが大統領選に勝利しましたね。
いやぁ、意外でした。 すでにヒラリーで決まりという雰囲気でしたので、びっくりしました。 ちょうど、11/9は休診日でしたので自宅でちょくちょく開票速報を見ていましたが、フロリダをとったあたりからよもやと思うようになりました。オハイオをとってからは、ほぼ決まりという感じでしたね。 トランプが大統領になると、一体どうなるのか。世界中が戦々恐々としているところですので、僕なんかに予想ができるはずもありませんが、不安と期待が半分半分というところでしょうか。 しかし、経済は敏感に反応しており、ドル高、株高が継続しています。 円は一旦100円を切るまで円高になりましたが、現在では108円まで円安になっていますね。 トランプが大統領になると、円高が加速すると予想されていましたが、必ずしもそうはならなかったようですね。 日経平均も11/9に1000円くらい大きく値を下げましたが、その後はまさにV字回復です。17500円を上回る展開が続いています。 ご祝儀相場という見方があるので、今後どうなるかは未知数です。しかし、いずれにしてもトランプ大統領になったからといって、世界経済が大きく変わるほどの変化が起こるわけではないということでしょうか。イギリスのEU離脱の時もすぐに円も株も元に戻りましたしね。経済は生き物というのが正しいところですね。 この度のアメリカ大統領と6月のイギリスのEU離脱の国民投票を見て思うことですが、すでに主要メディアは世論をとらえ切れていないのではないでしょうか。 もっとも、海外のメディアは日本と違って、自誌の支持政党を明確にするようですので、もともと民主党を支持するメディアがヒラリーを持ち上げていただけなのかもしれませんが、それにしても選挙前にはすでにヒラリーで勝負ありといった雰囲気でしたよね。これでメディアの体をなしているんでしょうかね。 日本でも、新聞はおろか、テレビすら見ない人が増えており、主にインターネットから情報を得ているようです。こうなると、大手新聞の世論調査よりもネット上のYahoo!みんなの政治の投票の方が民意を反映するなんてことが起こってくるもの時間の問題のように思います。誰だか忘れましたが、国会(地方議会?)でそう答弁された政治家もおられましたよね。 しかし、いつも思うのですが、アメリカの大統領選の選挙制度はどうも不思議ですよね。州ごとに選挙人を選んで、それを総取りするという方法はなんとも違和感があります。これは、民度や識字率が低い時代のなごりのようです。選挙に行っても字も書けない人が多いため、数人の有識者を選んでその人に代わりに投票してもらうという建前のようですね。 なので、トランプが勝利した州の選挙人が必ずしもトランプに投票しないこともありえるそうです。過去にはそういうことが数回あったそうですし。とにかく変な制度です。こんな制度だから、総得票数が多い候補者が選挙に負けるという不思議なことが起こるんですね。 トランプが大統領になることで、日本にどういった影響が出るのでしょうか。 すでにTPPは漂流の危機ですね。今朝の新聞には、アメリカ抜きのTPPもどきで協定を成立させようという動きがあると書いてありました。ただし、中露も含めるということのようです。そうすると、中国包囲網としてのTPPは全く機能しないことになりますね。日本がそこに入るメリットがあるのでしょうか。 日米同盟については、新たな枠組みができそうで期待しています。 現状は片務条約ですが、トランプは日本にもそれ相応の負担を要求しそうですね。金銭的負担に全て応えることは無理でしょうから、必然的に日本が自己の防衛に責任を持つことを強いられそうです。 それはそれでよいのではないでしょうか。アメリカにおんぶにだっこでは、いつまで経っても自立できません。沖縄の米軍がいくらか撤退すれば、それはそれで沖縄にとってありがたいことでしょうし。結果として沖縄が中国の脅威にされされることになっても、それは沖縄の選んだ道ですしね。本心かどうかわかりませんが、トランプは日本の核保有も容認するといっています。日米同盟が弱体化するのなら、せめて核保有の議論だけでもするべきではないかと思います。それだけでも十分抑止力になりますよね。 核武装すべきかどうかはともかくとして、議論すらできない現状はとても健全とは思えないのですが。 PR
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