第1話を見た感想を前回書きました。しかし、第2話をみると、二百三高地攻略の話はかなりいい感じでした。昨日はざっとしか見られなかったので、また録画をゆっくりみたいと思いますが。 一つ原作と読み比べて思うことがあります。原作では、児玉源太郎が第三軍の司令部に出向いてきて参謀の伊地知と対面し、大本営の批判をする伊地知に対し、「お前は、女か」と一喝するシーンがあります。その後に「参謀の責任を放棄するなら、敵将のステッセルのところに行って、貴官が強すぎるとなじってこい…云々」の台詞につながります。ところが、第2話をみると前の「お前は、女か」という台詞は抜けていました。きっと、NHKが女性蔑視ととられることをおそれて敢えて使わなかったんでしょうね。しかし、ドラマ名を「坂の上の雲」と原作と同じにするのなら、原作を忠実に再現してもらいたいですね。「女々しい」という日本語が存在する以上、決しておかしな表現ではないはずです。 このことだけではないですが、近年は「言葉狩り」が横行し、いちいち言葉に気を配りすぎると思います。もちろん不適切な表現は問題ですが、それだけのことで政治家が辞職しなければならないかって思うことがしょっちゅうあります。 鉢呂前経産相の「死の町」発言など、何が問題なのでしょうか。事実を言って問題視されるなら、誰も真実を話せませんね。 脱線してしまいましたが、それはそれとしてHNKの坂の上の雲はよくできた作品だと思います。あと2話で終わるのが、何とも残念です。 そういえば、本日二百三高値をBS放送でやっていますね。坂の上の雲のコマーシャルも兼ねているのでしょうが。
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もちろん、司馬遼太郎著の坂の上の雲が原作です。高校生の時に最初に読み、その後に何度か読み返しておそらく5回は読んでいますね。何度読んでもその都度感動があります。 司馬遼太郎さんも言われておりますが、日露戦争は本当の意味で日本が自尊自衛を守るための戦争だったと思います。大東亜戦争が純粋に侵略戦争だったとは思いませんが、それでも日露戦争ほどの真摯さを持って戦争を始めたとは思えない節があります。 日露戦争では、大国ロシアに勝つ、いや引き分けに持ち込むためにあらゆる努力がされています。金子堅太郎がアメリカで外交交渉を行い、明石元二郎が諜報活動でロシアに革命を誘発し、高橋是清は戦債の調達に奔り、もちろん陸軍、海軍ともに死力を尽くして戦いました。当時の日本は朝鮮をロシアにとられたら、文字通り喉元に刃を突きつけられ、そのまま日本が滅ぶというところでした。それを防ぐために、まさに自尊自衛のために戦い、なんとか薄氷の勝利を得た。本当に当時の日本人には頭が下がります。 さて、HNKのドラマですが、これだけの壮大なテーマをよく映像化していると思います。ですが、どうしても映画の「二百三高地」と比べてしまいますね。さだまさしの防人の詩で有名なこの映画を僕はおそらく中学生の時に見たように思います。(公開は昭和55年なので小学生だったようですが。)そのときのショックはすごいものでした。ロシアの要塞からの機関銃でボロ切れのように日本兵が死んでいき、その死屍累々を踏み越えながらひたすら正面突破を繰り返す日本兵。何ら有効な手だてが打てず狼狽する乃木軍指令部に丹波哲朗扮する児玉源太郎が一喝するシーンはいまでも憶えています。 それに比べると、HNKのドラマは少し迫力に欠けますかね。まぁ、時代背景もありますし、当時とは事情も違うのでしょうが。次週以降の続編に期待です。
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