2024 01,13 08:15 |
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あけましておめでとうございます。
といっても、すでに1月も半分が過ぎようとしています。 今年は雪が降らず、暖かい正月でした。しかし、そんな穏やかな雰囲気は1/1の能登半島の地震で吹き飛びましたね。 12/31から三次の実家に家内と2人で帰省しました。もう子供たちはついてこなくなりました。次男だけは自分の車で12/30-31に三次に来ていましたが、行き違いになりました。 以前から思っていたことですが、 三次に帰ったら、廃線になる前の芸備線に乗っておこうと考えました。 僕が子どもの頃は広島に行くといえば芸備線でした。大学生になって自分で車を運転するまでは、長距離移動は基本芸備線です。でも、ここ35年以上は乗っていなかったです。しかも、三次-新見間は乗ったことがないかもしれません。 元旦の13:05八次駅発の芸備線で備後落合まで行ってみました。 八次駅は三次駅のひとつ隣です。自宅から歩いて行くなら、八次駅の方が少し近いです。 八次駅です。 当然無人駅ですね。 待合室です。 芸備線と福塩線が止まります。 もちろん1両編成です。 ガラガラかなぁと思いましたが、驚いたことにほぼ満席でした。 大きなカメラを抱えた人たちが車窓に張り付いていました。鉄道ファンですかね。それ以外には大きなリュックを背負った人がいましたので、道後山への登山でしょうか。 生活乗車の方はおられない感じでしたね。 僕も生活乗車ではないので、広い意味では観光客になるのでしょうか。 終点の備後落合駅です。14:21に到着です。 向かって左が三次行き、右が新見行きです。 僕は、ここで折り返して三次に帰りました。14:39発の三次行きに乗りました。 備後落合駅ではトイレに行って、少し周囲を歩きました。語り部のようなおじいさんがおられて、鉄道ファンの方と色々語り合っておられました。 15:57に八次駅に着いて、自宅に歩いて帰っているところで、能登半島の地震をスマホのニュースで知りました。 この芸備線から見た景色と能登半島の地震で思うことがあります。 (ここからは能登半島の地震で被災された方には少しひどいことを書くかもしれません。読みたくない方はやめておいてください。) これからの人口減少社会で、どこまでインフラを整備し続けるかということです。 庄原-新見間、もっと絞ると備後庄原~備中神代間が輸送密度100人/日未満の閑散線区とされています。ですが、そういう山間部でも路線沿いにはパラパラと民家があります。おそらく人は減って空き家も多いと思いますが、それでも1人でもお住まいなら電気や道路のインフラ設備を維持しなければなりません。 高度成長期のようにどんどん人口が増えているときならともかく、これからの人口減少社会でこのインフラを維持し続けるべきなのでしょうか。 山間部にお住まいの方に市街地への移住を促してスモールシティ化することを積極的に、いや強制的にでも考える必要があると思います。 能登半島の地震でも同じことを思います。被災された方には申し訳ありませんが、住み慣れた場所に戻りたいという思いを全てかなえることが適切でしょうか。 幹線道路はともかくとして、海岸沿いの道路は多数の崩落で復旧には多額の投資が必要になると思います。港も海岸線が後退していますので、港全体を沖に出すか、周囲を浚渫して船が横付けできるようにしなければなりません。もともと高齢化の進んだ地区ですし、おそらくこの度の地震で半島外に転居する方も多いと思います。 インフラへの投資は必要最低限にして(例えば、海岸線の道路は復旧しない。それで孤立する集落は閉鎖する。漁業は別の港への分散を促す)、そのお金を集団移転の財源にしてはどうでしょうか。 できるだけ市街地に人を集めて、スモールシティ化を目指すべきと思います。 こう言うと、住み慣れた場所や地域のコミュニティが、、、ってことになりますが、ことによれば、地区ごとの集団移転でもよいと思います。そうすれば、隣近所の人は同じになるのだから。 財産権の問題で個人の財産を国や行政が補填するのは問題だなんて壁に当たるのでしょうが、国の指導で行うのであれば、道路の立ち退きと同じ理屈で対応できると思うのですが。 それはそれで多額のお金がかかりますが、これから能登半島を原状回復していくことを考えたら、はるかに安いと思いますし、何より将来への投資になります。仮設住宅を作るにしても、少なくとも被災地ではなくもっと市街地寄りに作るべきです。 個人の権利を制限するには、どうしても政治の力が必要です。 岸田さんが1000億円以上の予備費を計上すると言われていましたが、このお金を将来に繋がることに使ってほしいです。そうすれば、何らかの災害が起こる度にスモールシティ化を進めることができるかもしれません。 感情論に流されず、国の将来を見据えた政策を岸田さんにはお願いしたいですね。 PR
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