2018 10,15 19:34 |
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ずいぶん涼しくなりましたね。朝は寒いくらいです。
またまた飽きもせず、棚作りです。 ただ、この度は棚を作るのは、目的ではなく、手段ですね。 しかし、かなりマニアックな話です。ダイナミクスを使用している方にしかわからないかも。 当院はダイナミクスという電子カルテを使用しています。このカルテは、システムに詳しい吉原先生という医師(なんと、広島大学出身!)が自分の手で作製したソフトをどんどん進化させてベンチャー化したものなので、手作り感満載のカルテです。 パナソニックや日立などの大手の電子カルテを使用される先生が多い中、おそらく4-5番目くらいのシェアを保っているのには、それなりの理由がありますね。 安いし、何よりも自分で好き勝手にカスタマイズができるなど、融通性はピカイチですね。 ただ、それなりの不満もあります。 こんな感じで、2画面で表示しています。アクセス上で動くソフトですので、アクセスのウインドウをたくさん表示して診察するというスタイルですね。このインターフェースがダサくて嫌という先生がたくさんおられるのも事実です。僕には見栄えなんてどーでもいいですが。 これは受付モニターです。受診された患者さんを受付で入力すると各端末に表示されます。 この表示は15秒ごとに更新されます。つまり、15秒ごとにデータを読みに行くわけですね。 ここが結構問題なのです。 データを読みに行くときに、一瞬ですがワープロの変換が途絶えます。診察中に、カルテに所見を書いているときに、この一瞬の変換の途絶えがかなりストレスになります。 手が憶えているわけですね。例えば、「1かげつまえからそうようがある」と入力して1度変換を押すと、「1ヶ月前からそう痒がある」と変換されるものと手が憶えているので、そのままEnterを無意識に押してしまいます。でも、その瞬間にデータを読み込みに行くと、ここが変換されず、「1かげつまえからそうようがある」のまま入力されてしまうわけです。 午前午後と診療していると、それこそ何10回もこれがあり、結構ストレスになります。 ダイナミクスにも、メーリングリストで対応法を尋ねましたが、自動更新→手動更新にするしか手はないようですね。 ここで考えました。 ダイナミクスのいいところは融通性です。 これで何とか対応できないかと。 ダイナミクスは単純にアクセス上で動くファイルですので、エクセルやワードのファイルをいくつでも立ち上げることができるように、ダイナミクスを2つ立ち上げることができるのではないかと。 やってみたら、できました。 つまり、別々のダイナミクスの受付モニターを立ち上げることができました。 診療に使用していないダイナミクスのモニターが更新されるときには、所見の変換は途絶えません。これなら、ストレスなしです。 問題は、現時点で2画面全体を使って診療していることです。もう1つの受付モニターを表示する場所がありません。 そのため、USBのみで接続できるモニターをヤフオクで購入しました。 センチュリーのLCD-8000U2という製品です。すでに販売が終了しており、中古でしか手に入りません。 これをメインのモニターにUSBで接続すると、簡単に3画面にできます。 こんな感じですね。 あとは、このモニターをどこに付けるかです。 最初はメインのモニターの上に両面テープで貼り付けてみましたが、すぐに取れました。 Amazonで深く考えずに、壁に固定するアームを買ってみましたが、サイズが合いませんでした。これほど小さいモニターに対応するものは、かえってかなり高額ですね。 ここでやっと棚作りに取りかかるわけです。 診察室の壁にゴチャゴチャしたものをつけるのは好きではないので、これまで何も付けていませんでしたが、こうなるとやむを得ないですね。 棚を二つナフコで購入しました。これまでの棚とは少し違うものにしました。 棚の取り付けは慣れたものです。下地探しで石膏ボードの裏の軽量鉄骨を探して、そこにドリルで穴を開けタッピングビスで固定します。 段違いの棚を二つ作りました。上の棚には必然性はありませんが、一つだとなんだか間抜けなので、二つにしています。 あとはサブモニターの取り付けです。 昔、受付の棚を作るときに使用したレールの残りを切りました。 これをサブモニターにネジで固定しました。 T字のプレートを買ってきました。 棚に固定して一部を曲げました。 こんな風に引っかければできあがりです。 棚とそれにサブモニターを設置しました。 サブモニターにも受付モニターを表示できます。これは診察は別のダイナミクスに連動しており、診察には影響しません。 棚作りはモニターを固定するための手段であって、目的ではないということがわかって頂けましたでしょうか。 ダイナミクスを使っておられる数少ない先生方以外には、まったく興味のない話ですね。 長文を読まれた方には申し訳ありませんでした。 PR
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