2015 07,16 12:19 |
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急に暑くなりました。そのためか、7月11日(土)から急に患者さんが増えましたが、それも落ち着いた感じです。
引っ越してからは、大塚からこころまで歩いて通勤していましたが、ゆっくり歩くだけではほとんど減量効果がないと聞き、ここ数日は自転車で通勤しています。車で上がるとなんてことはない坂ですが、自転車ではかなりの激坂ですね。半年くらい続けたら、少しはやせるでしょうか。 最近のニュースを見ると、①集団的自衛権、②ギリシャの金融支援問題、③新国立競技場の建設費 が中心ですね。もう一つ、やっと川内原発が再稼働しそうです。8/10に原子炉を起動するようです。 集団的自衛権については、もううんざりという感じでしたが、ようやく本日衆議院で可決されるようです。念のためですが、集団的自衛権にうんざりではなく、これを取り巻く議論にうんざりです。 与野党の推薦した憲法学者全員が集団的自衛権を憲法違反と述べたため、その後憲法違反かどうかが議論の中心になりました。違憲と判断するような憲法学者を推薦した自民党の脇の甘さにはあきれるところですが、こんな入り口の議論を繰り替えして意味があるんでしょうか。 もっとも、憲法学者が違憲と判断すること自体は何ら不思議はありません。別に、彼らはこの法案が国家として必要かどうかを判断するわけではないんですから。憲法9条を文字通りに読めば、自衛隊だって違憲になると思います。だけど、さすがに自衛隊を違憲と言える状況ではないので、理屈をこねて合憲にしているだけです。集団的自衛権には、そこまでの切迫感がないから、堂々と違憲と言っているんでしょうね。 ですから、こんな議論は全く無意味と思います。 本当なら、安倍さんだって憲法を改正して、すっきりと集団的自衛権を行使したいのに、この石のような憲法が変えられないから、やむを得ず解釈変更で何とかしようと四苦八苦している…本当に大変と思います。民主党は違憲違憲というのなら、まず憲法改正の発議に同意すべきです。その上で、新憲法の草案で集団的自衛権を議論すれば何の問題もありません。 議論の本質は、集団的自衛権が憲法違反かどうかではなく、日本の安全保障のために集団的自衛権が必要かどうかですね。もはやアメリカを除き一国で自国を防衛できる時代ではないし、逆に日本だけで国防を担うとすれば防衛費は甚大です。それを考えれば、政治家のみならず誰が考えても、集団的自衛権が必要なことは明白だと思うのですが…。逆に反対する政治家やメディアの資質を疑います。 日米安保は片務条約だから、アメリカには日本を守る義務があるけど日本はアメリカを守らなくても問題ないという意見がありますが、そんなことでいざという時にアメリカは日本を守ってくれると思っているのでしょうか。民主党の議員が本心でそう思っているのなら、おめでたい人たちだなぁと思います。 維新の党の対応はやや残念です。対案を出したところまでは、維新の党として民主党との違いを明確にできてよかったと思うのですが、結局採決を棄権しました。対案を出すのが遅すぎですね。自民党もこれから修正協議に入るには時間がなかったんだと思います。維新の党に参議院の議席がもっとあれば、対応が変わったのかも知れませんが。松野代表は男前ですが、もともと鳩山グループだったようだし、どうも腰が落ち着きません。(関係ないけど、耳が大きいですよね。)大阪系のもっと橋下さんと近い議員に維新の党を担って欲しいです。 マスコミの報道を見ると産経新聞(+読売新聞?)だけがこの法案を評価しているようです。 今朝の中国新聞の記事はひどいものでした。まるで戦争法案だと言わないばかりの報道をよく見ますが、まったくフェアではないと思います。そもそも、強行採決という言葉がおかしいです。ちゃんと民主主義の原則に沿って審議を行い、最終的に多数決で決めているのであって、別に強行でも何でもありません。むしろ採決を辞退した野党議員が国民の代表である自覚が足りないと非難されるべきですよね。 っと、診察の合間を見ながら朝からブログを書いていたら、いつの間にか衆院を通過していました。これで、参議院がどうあれ、法案は可決されますね。とりあえずは、めでたし。めでたし。 明日は台風が中国地方を直撃の予報です。一般に台風の東側の方が被害は大きいですが、何とか広島市は西側になりそうな予報ですね。それでも風はすでに強くなっています。これから帰って、ベランダの整理をしておかなければ。 PR
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