セントラルシティこころで皮膚科開院~それまでの道のりと雑感を~
平成25年に安佐南区こころで皮膚科の開院し、令和5年4月2日で10周年を迎えました。無愛想と言われつつ、口コミに悪口を書かれつつ、それでも何とか診療を続けています。院長の放言をブログにしたためています。
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1968/04/25
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平成25年に広島のとある団地で皮膚科を開業する予定です。これからおこるいろいろな悲喜交々を書いていこうと思います。
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残業問題を考える。
CATEGORY[時事]
寒い日が続きますね。こころは断続的に雪が続いています。
昨日の雪は溶けましたが、現在もパラパラと雪が舞っています。
今朝は-3℃でした。天気予報としては安佐南区を見るよりも廿日市市の津田を見た方が実情に近いと感じますね。
さて、トランプさんの大統領就任で円安が進むのかと思ったら、むしろ円高傾向です。小金を得ようと就任前に米ドルで外貨預金をしてみましたが、当てが外れて損しそうです。つくづく投資の才能がないなと思いました。もっとも、パチンコで負ける程度の少額投資ですけど。
さて、
ここのところ日本企業の凋落ぶりが目立ちますね。
一つは東芝の債務超過です。
東芝「倒産」はついに秒読み段階か ~取締役会議長が明かした内情 何が起きているか、経営陣もわからない
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170123-00050757-gendaibiz-bus_all&p=3
もう1つは、三菱重工のMRJですね。
日の丸ジェット正念場 MRJが5度目の延期発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170124-00000080-san-bus_all
いずれも日本を代表する大企業ですが、どうも悪いニュースばかりですね。
三菱重工については、豪華客船の造船でも1872億円の損失を出しています。
三菱重工、豪華客船で払った高すぎる授業
http://toyokeizai.net/articles/-/113297
日本経済が衰退し企業の収益が悪化しているのは、少子化による人口減と購買力の低下が主因かと思いましたが、必ずしもそうではないのでしょうか。むしろ、技術力の低下が大きいのかもしれません。
しかし、これは致命的ですよね。これまで、日本はものづくり大国として、商売は下手だけど技術力だけは世界でも指折りだと思っていたわけですから。
そのことと関連して、最近の残業をめぐる問題を考えます。
最近の残業問題は、電通の女子社員の過労死が発端と思います。そこから電通の鬼十則がクローズアップされました。その後、色々な企業から残業ゼロを目指して、色々と対策とインセンティブを検討しています。スーパーのフレスタでも残業減でボーナスを上乗せする制度を導入するそうです。
僕はこの件に詳しいわけではありませんし、亡くなられた女子社員の母親の気持ちを考えるととてもいたたまれません。
ですので、この電通の過労死に限らずあくまで一般論で思うことを書きます。
この残業ゼロにはちょっと違和感を持ちます。
一つは、残業の辛さは人それぞれではないかと思うからです。仕事というのは、辛い時ももちろんありますが、楽しいときもそれなりにあります。定年後にやりがいをなくして鬱になる人が多いことからもわかります。
電通の過労死も、果たして残業だけの問題なのか、あるいは人間関係の方が大きいのか、今となってはわかりませんが、多くの電通の社員から過労の声が上がらないということは、後者の要因が少なくないのではないかと思います。
われわれ医師はそれこそブラックです。現在はかなり改善されましたが、僕が医師になった23年前には研修医に休みがないのは常識でした。実際、研修1年目には1年間のうち終日オフだったのは1月3日の1日だけでした。もちろん土日には午前のみ回診して午後からオフということはそれなりにありましたが、夏休みですら1日一度は顔をだすのが常識でした。皮膚科ですらそうなのだから、内科や外科は遥かに過酷だったものと思います。もちろん、時間外手当はまったくつかず、完全にタダ働きでした。現在は少なくとも時間外はしっかり払われるようになっていると思います。それでも、当直した翌日も当然のように終日勤務です。例え一睡もできなくてもです。
それでも、それほど辛かった記憶はないですね。喉元過ぎれば、、、かもしれませんが。
とは言っても、残業しなくても成果が同じなのであれば、それは残業しないほうがよいとは思います。ですが、そううまくいくのでしょうか。
二つ目の違和感は、まさにこの点です。
よく言われることは、フランスやドイツでは残業なんてしていないのに日本人と対等あるいはそれ以上の成果を上げており、日本人の働き方が非効率なのだ。だから、日本でも効率的に働けば、残業しなくても十分成果を残せるはずだということです。
もちろん、日本人と欧米人の能力が同じならそういうことになります。ただ、悔しいけどここが違うのではないかと思います。
日本人は有能で勤勉だと誰もがいいます。だからこそ、維新後わずか30年で列強と肩を並べることができましたし、戦後は奇跡の復興を果たしました。第二次世界大戦だって、このちっぽけな島国が戦争末期には全世界を相手に戦ったというのは、正しいかどうかは別としてすごいことだと思います。
僕もずっとそう思ってきました。
ですが、まじめで勤勉であることは全く否定しませんが、欧米人より有能かどうかと言われるとそこはどうなのかなぁと思います。軍事技術から始まったインターネット、アップルやインテル、マイクロソフトのOS、iRobotのルンバ、ダイソンの掃除機、テスラの電気自動、金融工学などなど、結局イノベーティブなことはほとんど欧米からやってきます。このあたりの独創性や管理能力は人種的に欧米人の方が優れているのでしょうね。日本人はこつこつとした努力でそれを熟成させて、より便利で使いやすいものにアレンジする能力が優れているのだと思います。そのためには、やはり非効率であっても、仕事に時間をかけるのはやむを得ないのではないでしょうか。昔で言うモーレツ社員やその後のリゲインのCMのような労働者が日本の繁栄を支えたのは間違いありません。
であるならば、日本人が欧米人と同じような労働環境で仕事をすると結局どんどん国力が衰退に向かうのではないかと危惧します。最近の大企業の凋落ぶりも無関係ではない気がするのですが。
もし、あくまで欧米並みに労働時間を制限するのであれば、やはり海外から優秀な人材を移民として受け入れるしかないようにも思います。
マンパワーを上げれば、一人一人の労働時間は短縮できる。単純なことですが、やはり人口減を何とかするしかないと思います。
思わぬ長文になりました。残業をゼロにして国力の衰退を受け入れるか、がむしゃらに働いて国力を維持するか、どちらがよいのでしょうか。
[9回]
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残業問題を考える。
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